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過去に載せたウェブ拍手のお礼画面です。

 

 

「お酒」

 

綾羆「久々に訪ねてきたのだ。今日はとことん飲もうじゃないか」
伊吹「伯父上、あまり無茶するなよ」
綾羆「可愛い甥と酒が飲めるのだ。水瓶ほどの量でもかまわぬ」
伊吹「ははは…、お手柔らかにな」

〜一時間後〜

綾羆「ぶはぁ…! お前もなかなか飲むようになったな。昔はこんなちっこかったのに…今じゃ生意気にも酒をいっちょ前に飲みおる」
伊吹「伯父上、それはいつの話してるんだ…?」
綾羆「お前がうちに初めて来た時は、無愛想で可愛くない子供であったなぁ」
伊吹「酔いもあって、なかなかぶっちゃけてくれるな」
綾羆「まぁまぁ、良いではないか! はっはっはっ」

〜二時間後〜

綾羆「ふう…。なかなか酔いも回ってきたな。身体中が熱くて気分がいいわい」
伊吹「伯父上、顔が赤くなってきたな」
綾羆「それに比べたら、伊吹お前は酔いも浅いと見える…。飲み方が甘いのではないのか?」
伊吹「そんなことはないが…」
綾羆「ほれ、もっと飲め飲め! これは全部わしの酒だ。遠慮するでない!」
伊吹「がぼぼっ!? ごほっごほっ」
綾羆「ぶははははッ!」

〜三時間後〜

綾羆「ヒックっ。そろそろいい感じだな。これからが酒飲みには気持ちのいい頃合じゃ」
伊吹「伯父上、そろそろ加減して飲んだほうがいいのではないか…?」
綾羆「何を言っておる! まだまだこれからが楽しいのではないか! もっと飲むぞ! うぃ〜…」
伊吹「サク、水を持ってきてくれないか?」
綾羆「水なんていらないぞ! サクよ、もっとつまみを持ってくるのだ。ん? 酒もなくなったぞ、酒も持ってくるのだ!」
サク「綾羆さま。飲み過ぎです…。甕三口(三個)も飲んでるんですよ。そろそろお控えにならないと…」
綾羆「何を言っておるか! 甥と飲める機会などそうそうないのだぞ! 全部無くなっても構わんから持ってくるのだ!」
伊吹「お、伯父上!?」

〜四時間後〜

伊吹「伯父上…、大丈夫か?」
綾羆「うぃ〜、らいじょうぶら…。このくらいへいきらぞ…」
伊吹「ろれつが回ってないが…」
綾羆「なにをいっておる…。甥にのみまけるようでは、かみのなもすたるというものりゃ」
伊吹「お、伯父上、身体が斜めになっているぞ」
綾羆「らいじょうぶだといっておりゅ…。まらまらのむりょ…!」

〜五時間後〜

綾羆「…なじぇら」
伊吹「ん?」
綾羆「ヒックっ、なじぇ、ヒック、おまえはこれほろのんれもへいきなのら…?」
伊吹「何故と言われても困るな…」
耀「こいつ、夕飯の時はけろっとした顔で、いつも水のように飲んでるよ」
綾羆「う、うわびゃみめ…」
(綾羆、轟沈)
サク「りょ、綾羆さまっ!?」
耀「結局、酒どれくらい飲んだんだ?」
伊吹「……甕二十口(二十個)だ」
耀「そりゃいくらなんでも飲みすぎだろ…」
サク「綾羆さまっ! 綾羆さまぁぁぁっ!!」

 

 

「しっぽ」


耀「……」
サク「……?」
耀「……」
サク「耀姫さま、何かご用ですか?」
耀「……尻尾」
サク「え?」
耀「サク、その尻尾触ってもいいかな?」
サク「え、ええ。構いませんが…?」
耀「ほ、本当かっ!?」
サク「は、はい。どうぞ…」
(頬を赤らめながら後ろ向きになって正座するサク)
耀「うわぁ…、すごい触り心地いい毛並みだなぁ…」
サク「そ、そうですか? 最近忙しくてお手入れしてませんけど…」
耀「そんなことないよ! 凄く柔らかくて気持ちいいよっ!」
サク「そ、そうですか…」(んぅ! 耀姫さまの手、すべすべしてて気持ちいいぃ…!)
耀「うー…、堪らないっ!」
サク「きゃあっ! 耀姫さまっ!?」
耀「すりすりすり〜」
サク「やぁぁ…っ!? だ、ダメです〜! 尻尾を頬ずりしちゃダメです〜!」
耀「気持ちいいよ〜う」
サク「ひゃあ〜」

〜しばらくして〜

カヤ「あっ、サク姉さまズルいっ!」
サク「えっ…? あっ、いつの間に…!?」
カヤ「姉様のお膝を枕にして居眠りなんてズルいですっ!」
サク「ち、違うのよカヤ! これは耀姫さまがっ!!」
カヤ「あたしだって、まだしてもらったことないのにぃぃ!」
サク「ちょ、ちょっとカヤ落ち着いてっ! 耀姫さま尻尾離してぇぇぇぇっ!」
耀「あーん、気持ちよくて離したくないよー」

 

 

 

「セッカン棒」


伊吹「何度言ったら分かるのかねぇ…」
カヤ「はわわ…、ごっ、ごめんなさいぃ…」
伊吹「これはもうおしおきしかないね」
カヤ「いっ、いやあああああああああああッ!!」
(おもむろにセッカン棒を取り出す伊吹)
耀「つ、ついにセッカン棒を使うのか…ッ!」
伊吹「さあ…、カヤ……覚悟はいいかな…?」
カヤ「あ、あわわわ…」
伊吹「ククク…」
カヤ「いたいいたいいたあぁぁぁいぃ!!」
伊吹「かなり疲れてるねぇ…。この辺とか、かなりこってるじゃないか」
カヤ「やあああっ、足の裏はやだぁぁッ!!」
伊吹「どうだ、綾羆式按摩術は。しっかし、これは按摩のしがいがあるな…。いつも家事をしてくれてるお礼だ。たっぷりやってあげよう。ほおら、グリグリグリ〜」
カヤ「やだぁっ、やだやだやだぁっ!! ひゃあ! 背中も痛いのぉっ!!」
耀「罰って、激痛按摩かよッ!!」
伊吹「オレもこうやって叔父上にシゴかれたものよ。そして、次の朝は元気はつらつさ。今度、耀にもやってあげようか?」
耀「お、オレは疲れてないからいいよっ!」
伊吹「まぁまぁ、遠慮するな。そういえば、軒先の沢あんを盗み食いしてたよな」
耀「な、なんでそれを!?」
伊吹「ククク…っ、おしおきだな」
耀「ひゃあああああっ!! 痛たたたたッ!?」
伊吹「そーらそらぁ、太腿もいくぞう」
耀「痛い痛い痛いッ! 痛いって!!」
伊吹「ククク…あはははははっ!」
耀「もう…、やだよ…ぅ。あうっ! やぁぁぁぁっ!!」
カヤ「……ピクピク」
(カヤ、失神にして失禁)

 


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